2022年7月ツイッター凍結祭りから推測するアルゴリズムの変化研網奉団が観測してる限りでは、2022年に入ってから、ツイッターでは2回、アカウントの凍結祭りがありました。アカウント凍結祭りというのは、ツイッター社のユーザー動向監視アルゴリズムが変更され、急にスパムなどの認定を受け、たくさんのアカウントが凍結される事態のことを指します。この記事では、いくつかの実験を通して、2022年7月に起きたツイッターアカウント凍結祭りのアルゴリズムについて、研網奉団としての推測結果を紹介します。普通に運用しているツイッターユーザーは安心していいここで言う「普通」とは、メインのツイッターアカウントと、サブでもう1つ2つぐらい、ツイッターアカウントを持って運用しているユーザーのことです。メインのツイッターアカウントで色々つぶやき、サブの鍵付きのツイッターアカウントで仲のいい友達と内緒話、もう1つのアカウントでは、毒をまき散らす程度なら、まったく今回の凍結祭りは関係ありません。ごくごく普通に、関連を持たせないように運用している方々には、まったく影響を与えないと思われますので、ご安心ください。研網奉団では、ツイッターアカウントを40以上所持しており、ツイッターのアルゴリズム変化の観測や様々な実験に使っています。なぜもっとツイッターアカウントを増やさないかというと、なぜか、最近、SMS認証(電話番号に対してメッセージを送ってくる確認方式)が届かなくなってしまい、これ以上、増やすことができていないからです。不思議ですね。これもまた、現在、探求中です。最近、まだツイッターに認知されていない電話番号であたらめてユーザー登録を試してみたところ、新規アカウント作成に成功しました。このあたりの理由は、まったくわかっていません。ツイッターでアカウントを凍結とはどういうことか?ツイッターで凍結されるという状態は、一般的には、以下の3レベルがあります。警告(一時的なアカウントのロック)アカウントの凍結中永久凍結一般的には、以下のケースが凍結に該当すると言われています。年齢制限スパム行為セキュリティが危険な状態にあると判断ユーザーに対し攻撃的なツイート選挙等や、新型コロナウイルスに関してデマ情報を発信2022年7月に追加されたと思われるツイッター凍結検出条件研網奉団が維持しているツイッターアカウントのうち、メイン運用していないツイッターアカウント30アカウントに対して、いくつかので実験を行った結果、スパム認定検出アルゴリズムに、以下のような傾向がみられました。同じような内容のツイートを繰り返している自分で作った他のアカウントが同じような内容のツイートを繰り返しているいきなりURL入力でツイートを指定し、「いいね」、「リツイート」等を行う(ブラウザより)同じIPアドレス、同じ端末から作られたアカウントは連鎖的に凍結される可能性が高い上記のことから、サブアカウント運用されている方で、自分のメインアカウントを拡散するために、直接URLを指定しての、自演、或いは、応援「いいね」や「リツイート」はしない方が良さそうです。複合要因でツイッターアカウントは凍結されるようで、人間的な言い方をすれば、「見るに見かねて凍結」というような動きをしているように思われます。新しいツイッターアカウント凍結対策方法どうしても、他アカウントから、「いいね」、「リツイート」をしたいのであれば、一旦、きちんと検索でユーザー名を探してから該当のツイートを探し、いいね、RTなどを行うことで、回避できることが確認できました。また、ツイッター社のおすすめでタイムラインに上がってきたツイートに対しての操作については、問題ありませんでした。つまり、1ユーザーとして、知り得ない情報を得て、いきなり、「いいね」や「リツイート」を行うことを、スパム行為と判定するようになったと推測されます。さらに、ボット運用しているツイッターアカウントでわかったのですが、ツイート文ジェネレータの性能が弱いと、同じツイート文ジェネレータを使っているユーザーとツイート文が似てしまい、それでスパム認定されてしまうようです。最近のツイッター社のアルゴリズムは優秀で…お金稼ぎしている人には迷惑ですが…ツイート文ジェネレータは、自分で作成したほうがよさそうです。その他、基本条件として、複数のツイッターアカウントを作成する場合、例えば、公共のWi-FI等を使って、少しでも登録時の環境を変化させた方がよいのかもしれません。どれか1つを行っているから凍結されるというわけではなく、これらの複合条件の積み重ねによって、凍結されているという傾向がみられました。「ご利用のアカウントは永久凍結されています」アカウントを復活させる方法上記のように、ツイッターにログインすると、「アカウント凍結中」という文言が表示されます。あるいは、より悪質な水ったーアカウントとして判定されると、先のスクリーンショットのように、「ご利用のアカウントは永久凍結されています」という表示になります。そのメッセージの最後に、「異議申し立て」というリンクがありますので、ここから、異議申し立てを行います。たいていの場合、その後、メールが送られてきて、ツイッターアカウントに紐づけられたメールアドレスが有効かどうか確認されることになります。このメールに返信することで、いくつかのツイッターアカウントは復活することができました。日数的には、今回の場合、1週間ほどかかりました。ちなみに前回は2日ほどで凍結解除されていたので、ツイッター社の方も、より慎重に審査するようになった可能性があります。この手順を2回くりかえしたことで、凍結された30ツイッターアカウントのうち、2ツイッターアカウントは凍結解除することができました。凍結解除してもらえなかったアカウントは、ログインはできるものの、以下のように、異常な状態です。残念ながら、凍結解除できたツイッターアカウントと、そうでないツイッターアカウントの差異は、まだ見いだせていません。強いて言えば、過去ツイート数の多いツイッターアカウントは、凍結されにくい傾向があるようです。引き続き、ツイッタ社に対して、定期的に、ツイッターアカウントの凍結解除申請は行ってみますが、2回申請した時点で1~2週間状況が変わらなければ、絶望的と考えてよいでしょう。まとめツイッター社の凍結検出アルゴリズムもだんだん賢くなっており、やはり、まっとうな、あるいは、販売されている「ツイート文ジェネレータ」等には頼らず、100ツイート文ぐらいでいいので、自力でツイート文を作成したほうが安全なようです。それでは、健全なツイッター運用を心がけて、今日もツイッターを楽しみましょう。